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小原 智史; 鬼澤 高志; 若井 隆純; 浅山 泰
Proceedings of Workshop on Structural Materials for Innovative Nuclear Systems (SMINS), p.115 - 126, 2008/07
本研究は、ナトリウム冷却高速炉用高クロム鋼におけるMX炭窒化物の析出挙動と機械的性質に及ぼす焼ならし温度の影響について検討したものである。一般に、高クロム鋼においてV及びNb添加量を加えると強度が大きく増加する。これは、高クロム鋼にVやNbを添加すると、焼戻し処理中に数十nmレベルの微細なMX型炭窒化物が高密度分散析出することで析出強化機構が向上することに起因する。しかしながら、MXはV及びNb添加量だけではなく、熱処理条件によっても析出挙動が異なる。したがって、V及びNbが添加された高クロム鋼においては、MXの析出挙動を把握するためV及びNbの添加量だけではなく、熱処理条件についても検討しなければならない。本発表では、MXの分散組織並びに優れた機械的性質を得るための最適な熱処理条件を探索した結果を報告する。